イーブックシニアティブジャパンが9・10・11日と3日連続でストップ高を演じたので11日のうちに売却しました。

その後、12・13日と急落していますが、はたして再度上昇するのでしょうか?
それとも、沈没したままなのでしょうか?
僅かに株を残しているので気になるところです。

ただ、リスク管理としても良いタイミングで株を売却できたと思っています。

今回はそんな実体験も含めて、テクニカルチャート分析の一つである『三空』について記載していきます。


三空(さんくう)とは?



三空の「空」とは、チャートにできた窓のことを指します。

要は、ローソク足とローソク足の間の空間の事です。

窓が開くという事は、「その空間分の株価で売買が成立していない」ということを意味します。

つまり、売買がが飛ぶほどの勢いで、株価が上昇したり、下落している状況の表れと言えます。

そんな株価のダイナミックな動きを示す「窓」ですが、稀に連続して出現することがあります。

そして、窓が3連続で出現して株価が上昇したり、下落したりした場合を「三空」と呼び、「この先に強い反発が起こるサイン」と判断します。
三空
酒田五法より引用


例えば、陽線を立てつづけに出して3度窓を開けてた銘柄は、どうしても「保有しているともっと上昇するのではないか?」と思ってしまいがちです。

ただし、(徐々に上昇していくならまだしも)立て続けに3度も窓を一気に開けるのはいきすぎと考え、売りサインとなります。


イーブックイニシアティブジャパンのチャートを確認してみる


「三空」の理屈で考えると、今回のイーブックイニシアティブジャパンはストップ高3連続(つまり窓を2つ形成した段階)で終わっているため「2空」となります。

※以下のチャートを見てもらえばわかるように、売却した翌日から2日連続で急降下しているので「三空」は当てはまらないということになります。
※ただし、9日に長い陽線が形成されているのは、9日の市場が開いている間にポジティブサプライズがあってストップ高まで急騰したことに起因しします。
※つまり、ポジティブサプライズが前日(8日)の市場が閉じた後でなされたのであれば、9日はストップ高から始まっていた(つまり窓が形成されていた)といことになり、実質的にこのチャートは三空と言えなくもないのではと考えています。

イーブックイニシアティブジャパン 株価

また、今回のイーブックイニシアティブジャパンに限ったことではなく、テクニカル分析は必ずあてはまるという訳ではなく、その他の因果関係も絡めながら自分なりに考察して、「二空で売却してしまう」とか「三空でも保有し続ける」などと応用していく必要があると言えます。

※もっと厳密にいうと、三空は「ジリジリと上昇している株価が、最後の最後に3連続で窓を形成したら、流石に株価は可能に転じるだろう」という解釈の上で成り立っているとも言われており、イーブックイニシアティブジャパンのように株価が硬直し続けていた株価に当てはめるのは強引だという考えもあるかもしれません。

※あるいは、テクニカル分析など単なる後つけ論にすぎないと言う人もいたりします。

イーブックイニシアティブジャパン 利益


なぜイーブックは暴騰したのか?


テクニカル分析は、それだけで判断する(例えば三空というチャートだけで判断する)のではなく、他の因果関係とも絡めながら考察いく必要があります。

例えば、なぜイーブックイニシアティブジャパンは急に暴騰したかと言う理由を考えてみなければなりません。

これは理学療法士・作業療法士の評価と通じるものがあると思います。
例えば、ラセーグテストが陽性だからと言って、すぐに椎間板ヘルニアと決めつけてしまうわけではありません。
そうではなく、他の角度からも様々な検証をして、最終的に「椎間板ヘルニアな可能性が高い」という推論を立てていくのと同じです。
一つの評価指標だけで物事を決めつけるなんてことはあり得ないという事になります。

そして、今回の3連続ストップ高は、以下の要因が理由とされています。

電子書籍などのイーブックイニシアティブジャパン <3658> は11日も取引開始後間もなくストップ高の900円(150円高)まで上げ、3日連続ストップ高。引き続き、文部科学省が推進する教科書のデジタル化などが材料視されている。2016年1月期の業績は赤字だったが、17年1月期は収支均衡の見込みとしており、この回復傾向に拍車がかかる期待もあるようだ。情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR


つまり、イーブックイニシアティブジャパン本来の実力と言うよりは、国の政策で今後は電子書籍関連全体に恩恵が及ぶのではないかと言った「単なる連想ゲーム」で騰がったにすぎないという事になります。

そして、この連想ゲームも「イーブックのみにフォーカスされたもの」であれば解釈も変わるのですが、電子書籍市場全体に関する連想ゲームとなると、すぐに暴騰は収まってしまい、皆が冷静に判断するようになったころには株価は元の状態に収まってしまっているということも結構あります。

※それ以外に、最近のイーブックの業績は先行投資段階という事もあってかパッとしないといったことも加味しておかなければなりません。

今回はイーブックイニシアティブジャパンと絡めて三空について解説してみました。

これからのイーブックイニシアティブジャパン


まだ株を少し保有しているので、ここらで再上昇してほしい気持ちもあります。

そして、政府が良い情報を発表してくれたので、もとの株価まで下落することは無いとは思いますが、今よりももう少し下落した時点で落ち着くのではと考えています。

ん~ どうでしょう。
まぁ、今保有している株は売却せずに保有し続け、株主優待を楽しみに長期保有してみようと思っています。

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