ギリシャは結局、国民投票によって

①EU側の緊縮策を受け入れて、支援を続けてもらったほうが良い

②EU側の緊縮策を拒否して、借金を踏み倒し、さらにはユーロ離脱したほうが良い

のどちらが望ましいのでしょうか?

今回の投票結果は①になることが予想されていますが、どちらが望ましいかを明確に示せる専門家はいません。

どちらに転んでもギリシャには辛い未来が待っているのではないかという意見が多いです。

※ただ、短期的、あるいはEU全体を考えると①の結果がマシという論調が多いです。




可能性は低いですが②の結果になった場合、

ギリシャはユーロに代わる新たな通貨を用いる必要があります(他にも裏ワザが存在するようですが、ここではシンプルに、考えていきます)。

すると、ギリシャの信用は低いので、極端な通貨安に見舞われる可能性が高いです。

すると、海外からの物が高すぎて買えなくなります。

ギリシャは食料も含めて多くを輸入に頼っている国なので、通貨安になると、今まで以上に貧困な状態に陥る可能性があります。


また、ユーロ建ての借金を返済する場合には、返済負担が離脱前に比べて大きくなります。

これは例えば、今まで100ユーロの借金を100ユーロで返済すれば良いといったシンプルなものから、

1ユーロが300(1ユーロと交換するために300というギリシャ通貨が必要)となった場合、30000というギリシャ通貨が必要になります。そして、この為替変動も加味した借金の金額は、市場が「ギリシャ通貨は信用度が低い」と判断すればするほど膨れ上がってしまいます。


これらのことから、②の選択はギリシャ国民にとって望ましくはないでしょう。


また、ギリシャ離脱はEUにとっても大問題です。

それは、弱小国のギリシャが離脱してしまった場合、他の国々の離脱にも飛び火する可能性があるからです。


今のところギリシャがEUの一番の弱小国ですが、その他にもポルトガル・スペイン・イタリアなど他にも弱小国は存在し、それらの国々の中にもEUを離脱したいと考えている人達は存在します。

そして、ギリシャの影響が他の国々にも飛び火することで、EUという組織自体が崩壊してしまうという事態にまで陥ってしまう可能性があるのです。


弱小国に影響が飛び火することによるEU崩壊には下記の理由があります。

①ユーロの通貨価値が上がってしまうため、国際競争力が落ちる

②経済的な観点だけでなく、ロシアなどの大国と対峙するに際しての地政学的リスクが高まる

など
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