5日(金)にアメリカの雇用統計( 非農業部門雇用者数変化 )が発表されました。

株価を左右する発表はいくつかありますが、その中でもこの指標は、結果次第で日本の株価にも大きな影響を及ぼすものです。
(ヤフーファイナンスでこれらの指標は誰でもチェックできるので、興味のある方はチェックしてみて下さい)

今回の発表では、アメリカの経済が堅調に推移していることが示される結果となっています。

一見すると株高材料に思えますが、発表された日のアメリカの株は下落から始まりました。
ここが、最近の複雑な経済事情を表しています。


今のアメリカは経済政策の一環で金利を下げています。
金利が下がっているということは、貯金したり債権を購入していたりと比較的元本が安全な資産運用なら、あまり利益が上がらない状態といえます。
そうなると多少リスクを伴ってでも利益の上がりやすい投資に資金が向かうことになります。

しかし、今回経済が堅調に推移していることが確認どきたことで、「利下げ状態を辞めてしまうかもしれない(つまり投資からお金が流出してしまうかもしれない)」という思惑から株価が下がったのではと解釈できます。

そうなると気になるのは、明日(月)の日本株がどうなるかです。

アメリカの株価と連動することが多いため下落すると予想したいところですが、最近は強気相場であることや、今回の発表で更に円安に振れたことで特に輸出株には追い風になるともいえます。

つまり短期的には、上昇・下落どちらにも解釈できてしまいます。


他方で、長期的に見た場合は良い株高に寄与する指標だと思います。

何故なら、今までアメリカが実施してきた金融緩和や利下げが正しかったことを意味するからです(指標が悪いと、ずるずると利下げされた状態が続くといった意味では良いですが、政策の失敗を意味し、それは打つ手が無くなることを意味します)。


今後の展開としては、「経済指標が今後も順調な回復を示し、だからと言って政府が利下げに慎重になって今年中の利上げを見送る」というシナリオです。

ただ、今回の指標が堅調だったことで、今年中の利下げの可能性の方が高く、もしこれが発表されたとなると、一時的に大きく株価は下落するはずです。



日本の株価に関して、テクニカル的については、さすがにこの数ヵ月で上昇しすぎています。
いくら、好決算な企業が多かったとはいえ、既にそれらは折り込まれており、今後はアメリカの動向に株価がつられてしまう展開が多くなっていくのではないでしょうか?
常識的には数ヵ月かけて1000円(出来れば2000円)くらい下落するのが当然な状況です。

今から数カ月は、「もっと株価は上昇するかもしれないけど、一時的に急下落する可能性も十分に秘めているため、売買せずに様子見せざるを得ない」といった状況が続きそうです。

もし仮に、1000円~2000円の下落が起こった場合、あるいは3か月ほど高値圏でもみ合った場合に、再度投資を再開しようと考えています。


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